MT4/MT5で自動売買するならVPS利用が必須な理由

2018年11月3日

サーバーを監視する女性

メタトレーダーで自動売買をしていてまだVPSを使っていないなら、即VPS利用を開始するべきです。

この記事では以下3つに重点を置いて書いていきます。

  • VPSと何か?
  • 何故VPSを使うべきなのか?
  • VPS利用時の注意点は何か?

正確にはメタトレーダー限定というわけではなく、24時間動かすようなツール全てに該当します。

VPSとは何か?

バーチャル・プライベート・サーバ(仮想専用サーバ、英語:virtual private server、略称:VPS)とは、一台の物理的なサーバコンピュータ上で仮想的なサーバコンピュータを何台も起動する技術(仮想機械; Virtual Machine)によってつくられた仮想的なサーバコンピュータである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

基本的には、物理的なコンピューター1台にOS(サーバーなど)が1つ載っているイメージをされるかと思います。

VPSは物理的なコンピューター1台に対して、仮想的に複数のOSを搭載しているということです。

 

実際のところ、この知識が必要になる局面はほぼありませんので、興味の無い方は深く考える必要もありません。

ただ、友人にVPSを使っている話をすればきっと「VPSって何?」となります。

そこで、「え?仮想的な自分専用のサーバーだよ。詳しくはよくわからないけど。」くらい言えたらいいなというだけの話です。

 

何故VPSを使うべきなのか?

自宅で利用した場合と比べて圧倒的に有利だからです。

どの部分が有利かを説明します。

 

運用面

どこからでもアクセス可能

スマートフォン、タブレット、PCどこからでもアクセス可能です。

サラリーマン時代は、会社から自動売買の状況をスマートフォンで確認していました。

 

普段使いのPCを自動売買に使うと誤操作をする可能性がある

家で普段使っているようなPCでMT4を起動しつつ、ネットサーフィンなどもそのPCで行う。

これは運用的観点で、非常に危険な行為なので絶対にお勧めできません。

誤ってMT4/MT5を閉じることもあるでしょうし、シャットダウンすることもあるでしょうし、その他さまざまな障害を引き起こす可能性があります。

回避するには別のPCを用意する必要がありますが、1台占有させるのはかなりのコストではないでしょうか。

VPSは1ヶ月2000円程度で利用できます。

 

自宅PCは耐久性が無い

自宅PCは通常であれば、「Windows7、Windows10、MAC、etc…」と思いますが、これらを搭載して販売されているPCは、そもそも24時間動かす前提のハードウェア構成ではありません。

VPSは24時間365日稼働を想定した構成で物理サーバーを構成していますので、耐久性が全く違います。

 

自宅環境は24時間運用に向いていない

PCには適正な環境(温度・湿度)があります。

自分自身が生活している状態では、極端に悪い環境ということは少ないでしょう。

外出中はどうでしょうか。

夏場や冬場に外出した場合、エアコンを毎回つけたままにしますか?

これをやってしまうと毎月の電気代が数千円上がるので、やらないでしょう。

VPSを動かしているサーバールームでは、常に適切な環境になるように調整されているので安心です。

経験談昔VPSにお金を使うのが嫌だったので、自宅のハイスペックPCで24時間自動売買させました。

 

1ヶ月半後にブルースクリーンが頻発するようになり、トレード不能となりました。

 

原因はメモリの破損です。

 

その後、破損した側のメモリのみ取り外し継続しましたが、1か月後ハードディスクが原因でブルースクリーンを頻発しました。

 

ここで私はVPSに切り替える決意をしました。

 

PCトラブルに全て自分で対応する必要がある

仕事を終えて家に帰ったらPCが「シャットダウン/再起動」していた。

ネットワークが不調で取引できていない。

ブルースクリーンになった。

このようなPCトラブルに対して自分で調査して、壊れていれば自腹で部品を購入していては完全に割に合いません。

そんなところに時間を使っていては、自動売買のルールを考えるという最重要部分に時間を使えません。

PC自体はプロ(会社)にお金を払ってお任せして、何か問題があればその会社に問合せればいいのではないでしょうか。

 

PCは熱を発するもの

例えば旅行で3日間家を空ける時を考えてみましょう。

安心して旅行できますか?

PCのCPU部分は、皆様が考えているよりも高温になります。

火事になれば、取り返しのつかないことになってしまいます。

 

コスト面

電気代

自宅PCを24時間365日動かした場合の電気代はおよそ2000円程度です。

金額はこちらのサイトを参考にしました。

ノートPCでは1200円程度で済むようです。

 

環境管理コスト

1日エアコンを付けっぱなしにすると6畳用で300円程度かかるので、自分がいない例えば6時間を余計につけたとして計算します。

24時間=300円なので、6時間=75円です。

1ヶ月で計算すると、75円×1ヶ月(30日)=2250円になります。

 

環境管理しない場合のコスト

環境管理しない場合は確かに見えづらいですが、私が経験したようにある程度高確率で部品が破損します。

その場合に「自分で調査する時間的コスト+部品購入コスト」は1回の障害でおよそ1万円~2万円程度でしょう。

 

結論

これらのことを総合すると、VPSを利用する以外に選択肢はありません。

似たようなサービスでAWS(アマゾンのクラウドサービス)やAzure(マイクロソフトのクラウドサービス)などがありますが、現時点ではVPSの方が安いです。

もし状況が変わってくれば、そちらも候補に入ります。

いずれにしても自宅運用はあり得ないです。

 

私の使いっぷりお名前デスクトップのFX専用1GBプランを利用

MT4/MT5は3~4個起動

MT4/MT5では常時20個以上の自動売買ロジックを実行中

仮想通貨取引用の自動売買プログラムも起動

実は1GBでこれだけ沢山動かすことができるのです。

MT4/MT5が非常に軽いアプリケーションだからこそできることですね。

もちろん資金に余裕がある方はハイスペックなものを選択してください。




お名前ドットコム以外で有名なVPS業者だと、「使えるネット」や「ABLENET」がありますので興味のある方は調べてみてください。

 

VPS利用時の注意点

フリーズする

完全にフリーズした場合は再起動が必要となります。

私も最初のころに3回ほどフリーズしました。

フリーズする原因の多くは低スペックで無理をした場合です。

VPSのメモリ1GBプランを選択するのであれば、自動売買以外の操作を極力行わないことです。

他の操作(例えばバックテスト)を実行すると、高確率でフリーズします。

問い合せると、毎回「メモリが足りていないので・・・もう1つ上のプランを検討いただけますか?」と言われます。。。

※バックテストとは、過去の一定期間において自動売買のルールを動かしていた場合にどうなっていたかを確認する作業です。

バックテストや自動売買について気になる方は、「メタトレーダー(MT4/MT5)で自動売買するための事前準備(第1回)」をご参照ください。

 

侵入の危険性

もちろん自宅で運用しても発生し得ることですが、VPSを使っていて一度怪しいことがあったので記載します。

いつものように会社からスマートフォンでログインしようとしましたが、ロックされている旨のエラーが出てログインできませんでした。

サポートに問合せたところ、何回かパスワードを間違えた形跡があるということのようです。

実際は間違えていないので、「ネットワークの不調で連続でパスワードが送られてしまったのかな?」と思いあまり気にしませんでした。

パスワードロックを解除してもらい再度ログインしたところ、問題なく入ることができました。

 

これで解決したと思ったのですが、20分後にログインしたところまた同じくロックされていました。

 

再度問い合わせたところ、またパスワードを間違えた形跡があると。。。

「いえ、絶対に間違えていません。他の人はどうなっているんですか?」

色々と確認していくと、このようなことはVPS利用ではたまにあることらしいです。

何らかの方法でIDだけ入手したユーザーが、機械的にパスワードを送り込んでロックさせるとのことです。

知られてしまったIDを無効にして新しいIDを作成し、そちらでログインするようにしたところ問題は解決しました。

ただ、ユーザー固有の設定などは引き継げないので注意が必要です。

 

まとめ

VPS利用にも多少の問題があるものの、使わないという選択肢はない理由が分かったかと思います。

殆どの面でVPSが優れており、性能面のみ微妙というところですね。

性能に関しても、「VPSでは自動売買のみやる」ようにして、それ以外の「検証や通常の作業」を全て自宅PCでやるようにすれば問題はありません。